整形外科枕シリーズ3つをご紹介!どんな違いがあるのですか?
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は整形外科枕シリーズについてお話をしていきたいと思います。
2003年に当社を設立しまして、もうなんと20年です。
最初は枕診断士は私しかいませんでした。
枕を持って色んなクリニックに行って、枕を皆様に測らせていただきました。
今では枕のシリーズも増えてきて、たくさんのバリエーションが出てきてお客様により自分に合ったものを選んでいただけるようになりました。これはとても嬉しいことです。
今回は、その整形外科枕のシリーズごとの違いをご説明しながら、迷ってる方にどれを選んでいただくのが最適かアドバイスしたいと思っております。
目次
整形外科枕シリーズラインナップ
オリジナル・整形外科枕
まずは元祖「整形外科枕」。サイズ違いもあります。
体に合った枕調節のDNAを持って生まれたオリジナルの整形外科枕です。
整形外科枕エアー
中の素材がエアーというファイバー系の特殊素材を使うことによって、枕全てが洗えるようになりました。
お客様から洗える枕が欲しいというお声たくさんいただいて作ったものです。
整形外科枕ドクターズピロー
こちらもサイズ違いがございます。
いずれにしても、私たちが1番大事にしていることは枕の高さです。
この高さを5mm単位で調節をすることで、1人1人のお体格にジャストフィットする高さを作っていくということにこだわり持ち続けてきました。
そしてその高さが一晩中、全く変わらない硬さであること。
そして、メンテナンスができること。
これが重要だと思っています。
整形外科枕シリーズの違い
整形外科枕
整形外科枕の特徴は、何といっても私たち枕診断士がしっかり計測をして適切に合わせて作るというところです。
計測では身体計測をして、お悩みや寝具環境など聞き取りアドバイスをしながら、実際に計測台に寝ていただいて高さを合わせていきます。
5mmずつ調節しながら合わせていきます。
上向きや横向き、寝返りのスムーズさを見て高さを決定して、実際に仮眠を取っていただいて枕のご体感もしていただいています。
その仮眠の間に違和感があった場合は、また高さや硬さを微調節します。
整形外科枕には、購入後のアフターフォローがついております。
2年間サポート期間がございますので、ご自宅で使ってみてなんだか合わないなとか、お使いの敷物と合わせたときになんかバランスが違うなというように不具合があった場合は、私たちが調節も後日させていただいております。
大きさは標準サイズとワイドターンサイズと2種類あります。
標準サイズが奥行きが25cm、幅が50cm。
ワイドサイズが奥行きが30cm、幅が60cmです。
どちらのサイズがいいかというと、ワイドサイズを買われる方が多いです。
ゆとりができて安心感が出る分、寝返りしやすく寝やすく感じる方は多いと思います。
8~9割の方が実はワイドサイズをご購入いただいています。
会員制度があるというのがやはり整形外科枕の特徴かと思います。
なぜ会員制にしたいかと言うと、私は枕っていうのは人生長く使っていく中で、年齢と共に変化していくお体に適宜合っている枕を使っていただきたいと思っています。
そのためには、枕を買ってきてその時だけ使って合っていればいいってことじゃなくてメンテナンスが重要なのです。
そのメンテナンスをしっかりやらせていただくための会員制度です。
購入されてから会員制度が最初2年間付与され、その後は2年ごとの会員更新をおすすめしています。
枕の使用年数は6年を推奨しており、6年経ったらまた再度計測をして次の6年間使っていただくという風に、もう本当に20年ずっと整形外科枕を使っていただいてる方もたくさんいらっしゃいます。
そんな風に私たちに、枕と睡眠姿勢を見守らせていただきたい。これを形にしたのが会員制度となっています。
整形外科枕エアー
エアーは新しく誕生した新商品です。
このエアーの特徴はなんと言っても洗えるということです。
以前から洗える枕が欲しいというお声をたくさんいただいていて、研究・開発いたしました。
今までの整形外科枕だと、素材がウレタンシート・ポリエチレンシートを使っていましたので洗えなかったんですね。
エアーは全てファイバー系の素材になりましたので丸洗いができます。
シャワーで水洗いしていただいて、すぐ乾きますのでかなり衛生的になったということですね。
そして、このエアーに合わせてインナーカバーも改良していて洗えるようになってます。
特に夏場の汗のかきやすい時期に、洗えるというのはかなり利点かと思います。
また通気性がいいので熱がこもりづらく、頭の下が蒸れて暑いということがなく体感的に頭が涼しく感じます。
夏用の枕なんですか?とおっしゃる方もいるんですが、夏に限定したものではなく通年通してお使いいただけます。
整形外科枕の体に合った高さや寝返りのしやすさの遺伝子はそのままに、新しくリニューアルした整形外科枕となっています。
中には従来の整形外科枕とエアー2つ持っていて、季節ごとで使い分けていらっしゃる方もいます。
整形外科枕ドクターズピロー
ドクターズピローはネット販売している商品です。
今までの整形外科枕やエアーと比べて大きく違う点は、計測をせずご自身で枕の高さを自己調節をして合わせて使う枕というところです。
中身の素材は整形外科枕と同じようにウレタンシートとポリエチレンシートが入ってできておりますが、高さによって素材の組み合わせ・構造が違いますので整形外科枕のようなより細かな調節はちょっと難しいんですが高さや硬さ、平らな形でお体格に合わせるというそのコンセプトは同じです。
また、ドクターズピローには会員制度がついておりません。
ですので何か不具合があった場合は、ご自身で微調節をしていただかなければいけません。
その点がなかなか難しい・不安だなという方は、整形外科枕の方をお勧めはしますけども、まずは試したいという方はこちらを買われる方は多いかなと思います。
そして、計測や会員制度がない分お値段はドクターズピローは1万円ほどお安くなっています。
ご自分に合った高さ調節の目安として、説明書やWEBで身体データを入力して高さがわかるシステムもございます。
ただ私としては、首の痛みや何かご症状がお強い方は、枕診断士の計測を受けていただく整形外科枕を本当はお勧めしたいなと思っています。
大きさは整形外科枕と同じワイドターンサイズと標準サイズの2種類です。
そしてドクターズピローの枕カバーは整形外科枕やエアーのポリエステルとは違い、伸縮性のあるタオル地となっています。
整形外科枕やエアーのカバーは、高さごとにマチを変えて専用のカバーを付けています。
ドクターズピローは購入に高さを調節するので、どんな高さにも対応できるようにこのタオル地を採用しました。
整形外科枕にもドクターズピローのカバーを後から追加購入して付けることは可能です。
逆にドクターズピローに整形外科枕についていたカバーを付けたいという場合は高さごとでサイズが変わりますので、今使っているドクターズピローの方の高さを確認していただいて、その高さ用のカバーを購入していただければと思いますが、その際はサポートの方までご相談いただければよろしいかと思います。
どのシリーズを選べばいいのか
まずは計測があるかないかっていう風に分けて考えてください。
特に睡眠に関してお悩みはないので、ご自分で買った枕を調整すればいいやという方はドクターズピローでもいいんですが、やはり症状がある方、不眠、肩こり、手がしびれる、頭痛がある、腰が痛いなどお体の症状がある方や、高齢になってきたので健康を維持するためにぴったり合ったものを欲しいと思われる方は整形外科枕オリジナル、もしくはエアーがおすすめです。
そしてサポート制度もありますので、体格の変化や寝具の変更などに合わせていつも最適な高さを使用し続けるためにも整形外科枕・エアーを推奨しております。
ただ中にはやはり、遠方で計測に来れないっていう方もいらっしゃいます。
全国に提携病院が60か所以上ございますので、そちらでの計測会で作成することもできますが、どうしても計測に来れないていうことであれば、一旦はドクターズピローを購入していただき、ご自分で調節していただくってこともよろしいかと思います。
枕の選び方ってすごく難しいんですけれども、市販の枕をお店でポンと1個買ってきて、これ合うかな、今度は合うかなってたくさん色々使っては捨ててとするよりも、自分のお体にぴったり合ったものを使うという考え方で是非選んでいただければと思います。
整形外科枕シリーズ、20年間で新たなバージョンが出てきました。
どれも本当に私たちが自信を持ってご提供する高さが自分の体にぴったり合った整形外科枕です。
皆さん是非ご愛用ください。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
今すぐ計測予約する
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
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