コラム詳細

「手の痛み」ってどこから来るの?すべて腱鞘炎と考えていませんか?あなたの体に合う枕を使って手の痛みの改善を!

手の痛みの原因と治療

今回は「手の痛み」ってどこから来るの?すべて、この親指の関節の変形による痛みなんでしょうか?というお話です。

実はある特殊な手の痛みは枕で改善する可能性があるんです。

今日は私がこの手の痛みに関してちょっとマニアックな解説をしていきたいと思います。

なぜマニアックかというと、一般的に言われていることではなくて、私が30年間長い間コツコツと臨床、つまり患者様を見ながら培ってきた知識や経験をもとにちょっと特殊なお話をしたい、だからマニアックなお話という風に言わせていただきました。

では始めていきましょう。

山田:こんにちは。

モデル:こんにちは。

山田:何か最近辛いことがあるそうですけどどうしましたか?

モデル:はい。最近、手のですね親指の付け根あたりが痛みます。


山田:どんな時に痛いんですか?

モデル:こういったビンの蓋を開ける時に痛くなったりします。

山田:どんな作業ですか?

モデル:蓋を回すときです。

山田:回すとき。固い蓋が閉まっちゃってる時に一生懸命開けような時ですかね。

モデル:はい。

山田:その時にどこが痛いんですか?

モデル:ここです。(親指の付け根あたり)


山田:そこですね。はい、わかりました。あとはどんなときに痛みますか?

モデル:あとは紙をめくるような動作や、ピンで何かをつまむような動作をする時に痛みます。

山田:要は手先に力が入る時ですかね。

モデル:はい。

山田:はい、わかりました。このような手に力が入った時、繰り返し同じ作業を何度もしてしまうような時に親指のここが痛い。この症状はこれから説明する関節症だと思われます。


親指のある節の部分「CM関節」といって、第一中手骨と大菱形骨という石ころのような手首に近いところにある骨、この間にあるCM関節という関節。


ここが長い間使うことによって炎症を起こして痛みが出る。

さらには使い続けることによって関節が狭くなり骨が変形して形が悪くなって飛び出してきたり、ゴツゴツしてきたりこのようになってくると痛みと同時に見かけも悪くなっていきます。


これは単なる「関節症」局所に対する治療が重要です。

山田:これとは別に何か最近別の痛みが出るようですね。

モデル:手のこの辺りから痛みがあります。

山田:けっこう広い範囲で出てますね。

モデル:特にこの辺りが痛みます。

山田:親指に近いほうが痛むっていうことですね。小指側ではなく親指側なんですね。わかりました。


ここだけではなくてこの範囲という風にお話をいただきました。それはたとえばじっとしてる時も痛いんですか?

モデル:座っている時とか寝ているときとか、じっとしてても痛みます。

山田:朝起きた時に痛みを感じることもありますか?

モデル:朝もあります。

山田:ありますね。これが問題なんです。

手作業をした時、手を酷使した時のみならず、じっとして安静にしているときでも手が痛い。これは先ほどの関節症ではない可能性が出てきたんです。


今日はこの関節症の痛みと、そうではない神経痛の痛み。この二つを分けて考えてみましょう。

ではまずこの関節症だった場合、どんなふうにしてこの関節症と診断できるか見てまいりましょう。

手作業をした時に痛みの出るCM関節症と、何もしなくても安静にしていても親指付近が痛くなる神経痛としての手の痛み、これを分けて考えましょう。

ではまずCM関節症、変形による関節症の時の治療をお話します。まず大事なことは手を温めることなんです。冷やすではなくて温めること。

そして、もちろん手を使いすぎていたら少し休めてあげることも大事ですよね。

山田:湿布などは持っていますか?

モデル:湿布は持ってます。

湿布をその局所に貼っていただくこ。日中はどうしても手を洗ってしまってシップ剥がれちゃうんじゃないですか。

ですので夜間しっかり湿布を貼って、夜間6時間7時間寝ていただければその間に炎症がある程度治ります。


それを毎日繰り返していただくことをお勧めします。

また、だんだん重症になってきたときには、注射をしたりここの関節に直接注射をしたり、また飲み薬を飲んでいただいたり、さらにひどくなると装具療法といってこちらの図ですね。


手にはめるベルト装具療法。ひいてはひどい症状の時には手術療法も必要になることもあります。

そうなると大変ですので早め早めに毎日のメンテナンス、温めたり湿布を貼ったりしてみてください。

モデル:わかりました。今日から早速お風呂で温めたり、湿布を貼ってみます。

山田:お願いします。

では、一方でこの首の神経痛としての手の痛み。

私は当院に来院した患者様が手が痛いんですっておっしゃった時に、ほぼ確実に首も症状がないかを問診、問い合わせたりまたは触診、首を触ったりします。

例えば右の手が痛いといった時には右の首の神経に痛みが無いか押してみます。

モデル:痛い痛いです。


山田:痛いですよね。これは首を押したのに右手に響くような痛みが出てしまうとか、また首の角度をあえて悪くしてどうですか?右手に響きますか?

モデル右手が痛いです。


このように首の神経をあえて圧迫するような悪い姿勢をとってみると、右の神経がビーンと響いて手先まで痛みが出たり痺れが走ったり、このようなテストで誘発される症状があったりすると神経痛で手が痛い可能性が高くなるんです。

なかなかこれは自分でやるのは危険があるんですが、何もしなくても時々ビリっと響くような痛み、痛いと思っている手の側に響くような痛みがあったり、しびれを伴うというようなときは首の神経痛を考える必要性が出てきます。


では、この神経根症という症状があって手が痛い方、どのような対処方法があるかをお見せしたいと思います。日中と夜間分けて考えてください。

日中は首枕です。首がグラグラ不安定になると首の神経痛が出ますので、このように首枕を適切に使って首が安定するようにしていただくと

山田:どうですか?右の手、楽に感じますか?

モデル:右手が楽になります。

山田:はい。首がぐらつかない、しっかり痛い側をサポートするように首枕を使ってみてください。


また、夜間ですね。先ほど朝起きた時に手が痛いとおっしゃっていました。

例えば首の中に第6番7番に椎間板ヘルニア、椎間板が後ろに出っ張って神経を圧迫してしまうような病態、病気を持っている方は寝ている時にこのような柔らかい枕を使うと、首がグラグラ不安定に揺れてしまって、右の首から手にいく神経を圧迫しかねません。

ですので、硬めの高さが一人一人にしっかり合った枕、これをしていただくと右に寝返りを打っても、首だけで右を向いても、体ごと向いても首がぐらぐらすることがないので右の首の神経を挟むことがありません。


起きてる時、寝てる時、しっかり首をサポートしていただくと手が痛いということが改善される可能性が十分ありますので、

皆さんが首枕と寝るときに使う枕、これで一日も早く手の痛みが改善することを祈っています。

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