整形外科枕を使うときは髪の毛は上げる?下ろす?どうしたら良いですか?
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は整形外科枕のご計測にいらっしゃるお客様の中で、女性の方でロングヘアの方とかだと髪の毛をどうしたらいいのかわからないっていうお声を結構伺いますので実践も含めて解説していきたいと思います。
髪は枕の上に
髪の毛が長いと横に避けてもどうしても計測中にバラバラと背中の方に垂れてきてしまうということで、寝返りのしやすさや呼吸の楽さ喉を見る時なども髪の毛で見えないということがあります。
1番良いのは全ての髪の毛を後頭部よりちょっと上の方でしっかりと結んでいただくことですね。
実際に寝てみます。
私たち枕診断士は上向きでは楽に呼吸ができているか、後頭部から首がしっかりとリラックスしているかというのを見ているので、髪の毛がないとよく拝見することができて判断できます。
枕の上に髪の毛が出ているというような状況を使っていただく作っていただくのが良いかと思います。
高さを微妙に変えながら寝返りも確認するんですが、寝返り打った時の姿勢も髪の毛が上にあればなんら問題なく確認することができます。
髪にゴムの跡がつくのがどうしても嫌だという方は外していいても結構ですので、しっかりと髪の毛を枕の上に上げていただくというのがポイントとなります。
是非このやり方でお勧めしますので、枕診断士の指示に従って適切な枕計測ができるようにご協力のほどお願い申し上げます。
普段実際にお家で寝る時にも、結んだりしないでそのままで寝ている方多いかと思います。
そうすると寝ている間に首下に溜まってしまうとあんまり良くないので、可能なら普段寝る時も頭の上に枕の外に髪を出していただくのがよろしいかと思います。
首回りはすっきりした服で
髪の毛と同じように首回りに溜まってしまって良くないのが、実はフードとか襟が厚いものなんですね。
こういうのだと寝てる時に寝返りを打つ時に邪魔になってしまうんです。
実際に寝てみましょう。
首の後ろに襟の分厚い部分が溜まってしまいます。
フードだとなおさらのことなんですね。
寝返りしてみると、首当たりが強くなって圧迫されます。
襟やフードなしと比べてみましょう。
全然首回り違って、首当たりや圧迫感はなくなります。
ですので枕計測の時も普段寝る時もフードや首に分厚い素材があるものは着ないで、首回りはスッキリした服で寝てください。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
今すぐ計測予約する
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
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