コラム詳細

整形外科しきふとんの硬さ調整が行いやすくなるよう中綿リニューアルしました!

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

今回は整形外科しきふとんの硬さの変更がよりパワーアップしてリニューアルしてよりやりやすくなりましたということを解説していきたいと思います。

私たちの最上位商品にMAKURAinBEDというオーダーメイドのベッドマットレスがあるんですが、そこで研究してきたノウハウを

ギュッとこの布団の中に詰め込みまして、硬さを1人1人のお体に合せることができるようになってきたんです。


目次


布団・マットレスの条件

1、寝返りしやすい硬さ

まず一番大事なことはやはり寝返りがしやすい硬さがあるかです。


2、表面は平ら

表面は凹凸がなくて平らな状態であること。

表面が平らってあたり前だと思うかもしれませんが、意外と長く使っていると平らじゃなくなってたりするんです。

汗が染み込んだ部分がへたってきたりしますので、平らな状態が大事です。


3、素材(へたり・通気性・保湿性)

素材がへたりにくいかどうか、通気性や保湿性があるかどうかです。

寝ていてムシムシしない通気性が良いこと。

冬は温かさもあって適度な湿気があること。

素材の耐久性あがあること。


4、メンテナンスしやすい

洗えたり、部分的にパーツを変えたり、今回の硬さの変更なんていうのもメンテナンスと考えていただければよろしいかと思います。



整形外科しきふとんの硬さ表記


整形外科しきふとんの中綿は硬い方と柔らかい方と2層になっています。

今回から中綿の硬さを数字で表記しています。

硬い中が750G、柔らかい方は500Gです。

通常、購入していただいたお客様に出荷する時の初期状態はこのような組み合わせになっています。

お体を乗せる上側すべて硬い素材、下側が柔らかい素材となっていて、これを標準の硬さと読んでいます。

このシートの組み合わせを変えることによって硬さ調節ができるのです。


頭側の部分に硬いもの・柔らかいものの標準の形で、腰は重いので硬くしっかり支えるように硬いもの2枚にして、足の方は体のパーツとしては軽い部分なので柔らかいもの2枚にするというように組み合わせをい変えることでお体格に合わせて微調節できるようになりました。

これは寝返りを打ってみて、最もスムーズに寝返りを打てる硬さの組み合わせにしていただければよろしいかと思います。




硬さの組み合わせ実践

標準の硬さの組み合わせとお体に合った状態を作ってみて、実際に寝返りの違いを確認していただきます。

まずご覧いただくと中の素材が頭側・腰側・足側の3つのパーツに分かれています。

そして、今は全て表面が750の硬め、下が500の少し柔らかめの標準の組み合わせとなっています。

実際に寝ていただいて、上向きで入た時大事なことは首から全身がリラックスすること。

それから各パーツに分れて感想を伺っていきます。

標準の硬さ


山田:まず全身的なリラックス感いかがいいですか?

M:比較的リラックスはできてます。

山田:では1つずつ伺います。胸が圧迫されるような呼吸のしにくさはないですか?

M:若干あります。

山田:少しありますね。1番重たい腰の部分、もしくは他の部分でもグーンと沈み込むような嫌な感触はございますか?

M:ちょっと腰が下がってる感じがします。


山田:腰が少し下がるってことですね。逆にどこかお体で隙間が空いてるようなところはないですか?

M:ちょっと腰が反ってる感があります。

山田:腰が沈んでその上のウエスト部分が空間があるような感じなわけですね。

足の方はどうですか?

M:足は大丈夫ですね。

山田:では横向きを見ます。手を胸の前にクロスして膝を立てていただいて横向きになってください。

肩や腰、どこか込むような違和感ないですか?

M:骨盤が沈んでいる気がします。

山田:やっぱりちょっと重い腰の部分が特に沈み込むような違和感ありますね。

では、寝返りはどうでしょうか。どうぞ右左に動いてみてください。

ちょっと腰が先に行ってるように見えますね。

M:そうですね、ちょっとひねってる感じがします。

山田:これは体がねじれてしまうので、あまりスムーズではない寝返りになっています。


腰を硬め、足を柔らかめに変更


では中のシートの調節をやってみます。

やはり腰が一番重いので、ここをしっかり硬くする為に750と750を入れます。

頭の部分は750・500で標準のままで良いでしょう。

足は1番軽くていいので500と500で少し柔らかめという風にしてみます。

山田:先ほどの標準と比べていかがですか?

M:標準と比べて腰が沈まなくなって、ウエストの隙間が埋まりました。

山田:フラットな感じがいたしますね。横を向いてみてください。

標準だと腰が沈む感じがありましたけどいかがですか?

M:腰の沈みもなくなりました。骨盤の当たりが気にならないです。


山田:適度に腰を支えてくれているってことですね。では寝返りお願いします。

山田:寝返りすごくよくなっていますね。

M:腰が軽い感じします。

山田:肩と腰がほとんど遅れずに寝返りが打てていることが分かります。


やはり標準硬さと腰がしっかり硬めの仕様に変えてみると腰の支えがしっかり出て寝返りが軽くなっていたので違いがあることがわかりました。

枕だけではなく、敷物の方も硬さを微妙に調節することも重要なのです。

なのでデパートや寝具店で適当に買ってきた寝具が、自分の体にピタっと合うなんていうことは難しいわけです。

自分で調節をするっていうことがとても大事になってきます。

また、へたりに関してもローテーションすることで使用年数も伸びるのでおすすめです。

リニューアルした整形しきふとんを長く快適に使っていただけるように、素材の組み合わせやローテーションを試してみてください。

またわからないことがありましたら電話やメールでお問い合わせください。



ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。


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