頭痛・だるさ・めまい…季節の変わり目に多い不調の正体と対処法を徹底解説!
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は季節の変わり目に起こりやすい症状・対策をお話したいと思います。
春夏秋冬、この季節の変わり目に暑くなったり寒くなったりで調子が悪くなる方多いんじゃないでしょうか。
季節の変わり目に不調が増える理由
春夏秋冬の切り替わりは、気温や気圧が不安定になり、体の調整役である自律神経に負担がかかります。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、だるさ・疲れ・頭痛・めまい・ふらつきといった不調が出やすくなります。
さらに、寒暖差で筋肉がこわばり血流が低下すると、首や肩、腰のコリや痛みにつながります。
加えて、日照や生活リズムの乱れは、気分に関わるセロトニンや睡眠に関わるメラトニンの分泌に影響し、眠気や不眠、頭痛、気分の落ち込みを招くことがあります。
代表的な症状と「起きるしくみ」
だるさ・頭痛・めまい
自律神経の乱れが背景にあり、内耳の働きと絡む場合もあります。
肩こり・腰痛
筋緊張と血流低下が主因。特に首・腰・足は冷えやすく、保温が重要です。
眠気・不眠・気分不調
セロトニン/メラトニンの分泌低下が影響。日光を浴びる、生活リズムを整える意義はここにあります。
今日からできる実践対策(5つ)
1、起床時刻を固定する
寝る・起きるを同じ時刻に。特に「毎日同じ時間に起きる」ことが、自律神経のリズムを整える近道です。
2、ゆっくり動く・軽いストレッチ
筋トレのように強い負荷ではなく、呼吸を合わせてゆるめる意識で。血流を滞らせないことが大切です。
3、こまめな水分補給
年齢や忙しさで水分摂取が後回しになりがち。喉が渇く前に少量ずつ。
4、就寝前のスマホ対策
見るならブルーライトを減らす工夫を。睡眠ホルモンの働きを妨げない配慮を。
5、首・腰・足を温める
寒暖差にさらされやすい3部位を集中的に保温。体の要を守る実感的な方法です。
首・腰・足を温めるコツと注意点
保温の目的は「筋のこわばりを防ぎ、血流を保つ」こと。
日中に首枕を用いて首筋を支えつつ温める方法は有効ですが、就寝中に首枕を着けたまま寝るのはNG。
首の姿勢が崩れ、かえって負担になります(首枕は日中使用が基本)。
腰にはロール腰枕で就寝中のサポートと保温を。寝返り時の負担軽減にも役立つ設計です。
サイズは腰回り計測が前提で、S/M/Lの選択が重要です。
足元にはレッグウォーマー。就寝時だけでなく日中も使え、足の冷え対策やつり対策の一助になります。
なお、就寝時の「枕」自体は、首の付け根にしっかり当て、頭と首を十分に預けるのが基本です。
起床時に枕から体が離れていないかなど、あて方のセルフチェックも役立ちます。
まとめ:小さな積み重ねが体を守る
季節の変わり目の不調は、体の調整役が疲れているサインです。
起床時刻の固定、ゆるやかな運動、こまめな水分、スマホ対策、そして首・腰・足の保温。
この「小さな5つ」を粘り強く続けることが、だるさ・頭痛・めまいの軽減につながります。
自律神経は整えられます。今日から無理なく始めて、体調の土台を取り戻しましょう。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
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体格によって適合する高さが違います。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
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