枕の寿命はどれくらい?買い替えや調節のタイミングを解説
枕の寿命はどれくらい?買い替えや調節のタイミングを解説 16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

普段から診察室で患者様にお伝えしている「枕の寿命」と「買い替えのサイン」について、できるだけそのままお伝えします。
目次
【素材別】一般的な枕の寿命と買い替えサイン
「枕の寿命はいつですか?」という質問をよくいただきます。枕の寿命は、使われている素材によって大きく異なります。まずは、一般的に言われている素材ごとの耐用年数を確認してみましょう。
| 素材 | 寿命の目安 | 買い替えのサイン |
|---|---|---|
| わた・羽毛 | 1〜2年 | ボリュームがなくなり、高さが低くなった |
| 低反発ウレタン | 2〜3年 | 戻りが悪くなり、頭が沈み込みすぎる |
| パイプ・ストロー | 3〜5年 | 粒が割れてカサが減った、音がうるさい |
| 整形外科枕 | 約6年 | 体格の変化や素材のへたり(要メンテナンス) |
このように、多くの枕は数年で寿命を迎えます。しかし、最も重要なのは素材の寿命だけでなく、「今の自分の体に合っているか」という点です。
枕にとって常に重要な3つのポイント
・体に合った高さ
・適度な硬さ
・表面はフラット
これがその時の自分の体に合ってないといけないわけです。
【動画比較】なぜ「高さ」と「フラット」が重要なの?
素材がへたってわずか5mm高さが変わるだけで、寝返りのしやすさは劇的に変わります。動画でその違いを確認してみましょう。
枕の高さによる寝返りの違い(比較)
体格や姿勢の変化も「枕の寿命」のサイン
体重の変化があれば枕の高さ調節が必要
山田:最近、体重が変動するなど体の変化はありますか?
モデル:去年と比べると体重が3キロぐらい増えたかなと思います。
山田:3キロ増えると、今まで使っていた枕がずれ始めたり、朝起きた時にどこかへ飛んでしまったりすることはありませんか?
モデル:確かに、最近は朝起きると枕が上にいっていることがあります。

このように枕がもし体格に合わなくなってくると「ずれる」ということが起こるんです。これは、枕を調節したり買い替えるべきタイミングが来たという合図なんです。
姿勢の変化があれば枕の高さ調節が必要
体格といっても体重だけではありません。
山田:例えばおじいさんやおばあさんいますか?
モデル:おばあさんがいます。
山田:何かおばあさんの枕、不具合はないでしょうか?
モデル:おばあさんは最近背中が丸くなってきていて、いつも「枕が合わないんじゃないかなあ」と言っています。

身長や体重の変化だけでなく、比較的ご高齢の方々ですと、背中が丸く曲がってきたり、体が硬くなったりします。こういったことも非常に重要な「身体の変化」です。
こんなときにも枕の調節や買い替えが必要になってくるんです。ぜひ素材そのものがへたったということだけではなく、自分の体の変化についても注意して見ていただいて、枕と合っているかなというのを定期的にチェックしてください。
患者様の中には枕を50個買い替えたという方もいる
山田:当院の患者様の例で言えば、枕を10個替えた人というのはざらなんです。中には最高でなんと50個枕を買い替えをしたっていう方もいらっしゃるんです。
モデル:50個も!自分の体に満足のいく合った枕に出会える可能性はどれぐらいあるんですか?
山田:買い替えをすることによってピタッと合った市販の枕に出会う可能性はとっても少ないです。

新しいものを調達しても、それが合う確率は少ない。大切なのは、しっかり硬くて高さの整った枕をいったん作ったら、それを少しずつメンテナンスしながら使うこと。いつも自分の体の変化に合わせるという風に考えないと、枕難民から抜け出すことはできません。
枕は「生き物」。だから6年に1回のリニューアルが必要
こちらは私が研究開発した整形外科枕です。この枕はとってもしっかり硬くて、耐久性も良い素材を厳選しました。
それでも6年に一回は整形外科枕の会員制度を使って新しい枕に作り直すということをお客様にお願いしています。なぜなら、どうしても枕の素材というのは消耗品で限界があるという理由からです。
できれば2~3年に1回はこまめにメンテナンス調節をしながら、6年に1回は全部素材を取り替えてリニューアルして、その時の体に合った枕をまた使用する。

私はよく「枕は生き物」という風に言うんですが、枕も生きている私たちと同じように変化させていくことがとても大事なんです。
今日はこの枕の買い替えという時期について、もしくはメンテナンスの時期についてお話しました。買い換えか調節し直す、このことをいつも念頭において枕を使ってください。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。まずは適切な枕を使うことが重要です。
本コラムの内容は動画でもお話しています▼
-
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
オーダーメイド整形外科枕
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。


