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四十肩・五十肩の原因と第一に行うべき枕の調節について解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

山田朱織って誰?

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山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。

四十肩、五十肩、肩のいろいろな病気や症状は寝ているときに使う枕と関連が深いんです。

うまく調節することで四十肩や五十肩などの肩の症状を和らげることができますので是非やってみてください。

目次

四十肩、五十肩は肩の中の炎症

まず四十肩、五十肩というのは医学的には肩関節周囲炎という一つの病気症状です。これは肩の中に炎症が起こって肩を上げたり動かす時に痛い。 

さらには、寝ているときにその肩をグーッと圧迫することで目が覚めてしまうような強い痛みを訴える夜間痛というのが特徴です。

病気が進んでいくと肩がどんどん硬くなって上げることができなくなってきます。こうなると日常生活の中でも支障が大きくなっていくわけです。

四十肩・五十肩の原因と第一に行うべき枕の調節について解説

病院で治療するのが遅れてしまうと非常に難治性、なかなか治りづらくなりますので早めの治療開始がポイントです。

四十肩・五十肩の原因と第一に行うべき枕の調節について解説

四十肩、五十肩の患者様にまず枕の高さを整えることをご説明します

当院にお越しになった肩関節周囲炎の方に、まず第一にお教えするのが枕の高さを整えることです。

その理由は、寝ているとき下になった肩はどうしても圧迫されますよね。

肩の中は実は袋になっていて水が充満しています。イメージとしてはヨーヨーみたいなもの。お祭りの時のヨーヨーですね。

パンパンに中に水が入っているとグーッと圧迫したときに当然、圧の関係で痛みを感じます。

四十肩、五十肩の患者様は眠れないとより肩に痛みを感じる

これをもとに覚醒してしまうと睡眠が中断され、眠れないとより痛みを強く感じるということが起こるんです。

ではどのようにしたらいいかというと肩幅、そしてこの肩にきている神経、首からの神経こういったものを圧迫しないように適切な枕の高さを整えることが重要です。

四十肩・五十肩の原因と第一に行うべき枕の調節について解説

四十肩、五十肩の患者様に枕を調節すると良い3つのこと

枕を適切に合わせると3つの良いことがあります。

1つ目は直接肩は圧迫しないので痛みが軽くなること。

2つ目は寝返りがスムーズに打てるように枕の高さを調節すると。もし痛いなぁと思ってもすぐ反対向きにすることによって痛みを回避できること。

そして3番目は枕の高さを調節して肩の痛みが取れればもしくは軽くなれば、早くにリハビリテーションを始められるので元通りの肩の動きに戻すことができるわけです。

3つの良いことがありますので今晩から枕の高さを調節してみてください。四十肩五十肩なるべく早く治療しましょう。

  • 四十肩・五十肩?これができるなら肩が原因ではない

    「四十肩・五十肩?」

    肩甲部、腕、そして肘から
    腕の前の方から手先まで
    ここまでもし痛みや辛さが
    広がっているとすれば、
    それは単なる四十肩五十肩ではなく、
    頚椎症と言って首からくる神経の問題
    である可能性が高いのです。

    これができるなら違います

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

枕の高さを調節することは四十肩・五十肩にも有効です。

  • 整形外科枕計測

    「枕外来のオーダー枕」

    私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
    という患者様が沢山来院します。
    好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
    体格によって適合する高さが違います。

    オーダーメイド整形外科枕

本コラムの内容は動画でもお話しています▼


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