山田朱織枕研究所では枕だけでなく、開業当時からアロマオイルも販売しているんです。

今回はアロマセラピーの効果とアロマオイル「正眠」についてお話したいと思います。

はじめに：香りはなぜ眠りに効くのか

匂いの刺激は鼻腔から嗅球へ素早く到達し、大脳辺縁系とかかわって感情や記憶に結びつきます。

吸入直後に“ふっと力が抜ける”ような体感が起こるのはそのためです。

さらに、薄めたオイルを皮膚に塗布すれば経皮吸収でも作用し、時間差で全身へ穏やかに広がります。

嗅覚からの即効性と経皮からの緩やかさ、この二つの経路を理解しておくと、就寝前のリラックス設計がぐっと組み立てやすくなります。

「正眠」ブレンドの中身とねらい

山田朱織枕研究所が展開する「正眠」は、眠りを目的に設計されたブレンド。

主要精油は真正ラベンダー、マジョラム、イランイランの3つで、鎮静・抗不安の方向性をそろえて入眠しやすい香りにまとめられています。

成分面では、リナロールや酢酸リナリル（ラベンダー由来）などがリラックスに寄与し、マジョラムのテルピネン-4-オールなどの鎮静効果が働きます。

使い方① 枕元のピロースプレー

就寝前、枕や寝具、寝室空間に軽くスプレーするだけの手軽さが特長。過度に近距離で大量噴霧するより、ふんわり拡散させるほうが呼吸が楽で持続もしやすくなります。

使い方② 入浴でととのえるアロマバス

深部体温は入浴後にゆるやかに下がると眠気が高まりやすいとされます。

就寝約2時間前の入浴に香りを組み合わせるのが「正眠」流。

粉末タイプの「Drアロマバス 正眠」は、真正ラベンダー、マジョラム、イランイランを配合。

入浴剤としての有効成分（硫酸Na、炭酸水素Naなど）や、疲労回復・肩こり・冷え症などの浴用効果が明記されています。

洗顔・洗髪への利用可、約20回分の目安です。

使い方③ こども用「正眠KIDS」

「子どもにも使いたい」という声に応えたのが「正眠KIDS」。

主役は馴染みやすい柑橘の安心感をねらったブレンドで、真正ラベンダーに加えてオレンジ、ベルガモットを採用。

大人用とは構成が異なり、子どもでも使いやすい精油設計となっています。

ピロースプレーやオイルとしてのラインナップも用意されています。

上手に取り入れるコツと注意点

香り選びは“好み”だけでなく“目的の成分”で考えるのが基本。

「正眠」は眠りを目的に設計され、鎮静・抗不安・リラックスに資する成分で構成されています。

使う場面は3つに分けるとスムーズです。

①枕元で即効性をねらう（吸入）

②入浴でリラックスを底上げ（香り＋体温コントロール）

③こどもはKIDS処方でやさしく（香りの受け入れやすさ重視）

なお、原液を皮膚に直接つけるのは避け、希釈や製品の用法に従うことが大切です。

まとめ：香りを“道具”として眠りに活かす

匂いは脳と感情にダイレクトに働きかけ、就寝前の“心身のブレーキ”をそっと踏ませてくれる頼もしい道具です。

真正ラベンダー、マジョラム、イランイランを基調とする「正眠」は、枕元・浴室・キッズ対応の導線が揃っているのが強み。

まずは「寝る2時間前の入浴＋就寝直前のピロースプレー」の二段構えから始め、心地よい眠りのルーティンを自分の生活にフィットさせていきましょう。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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