寝ている間のお腹・腰の冷えにロール腰枕|夏のクーラー冷えも冬の冷えも1年対策
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

寝ている間のお腹や腰の冷えに悩んでいませんか?
ロール腰枕は保温と腰のサポートを同時に叶え、寝返りしやすい身体環境をつくります。
冬の冷え対策はもちろん、夏のクーラー冷えにも有効な通年の使い方と、正しい装着方法・注意点を専門的視点でわかりやすく解説します。
目次
冬に増える「お腹と腰の冷え」の悩み
寒い季節になると、寝ている間にお腹が冷えて違和感を覚えたり、腰の冷えから痛みを感じたりする方が増えてきます。特に夜間は自覚しにくく、朝起きたときに不調として現れることも少なくありません。
こうした悩みを抱える方にこそ知っていただきたいのが、ロール腰枕を使った温活です。
夏も例外ではありません。熱い夜が続くとなかなか眠れず体力を消耗しますし、クーラーをかけて寝ると今度はお腹や腰が冷えすぎてしまうという声を患者様からたくさんいただきます。
ロール腰枕が冷え対策に向いている理由
ロール腰枕は、お腹と腰を包むように巻くことで、保温しながら腰を物理的に支える構造になっています。単に温めるだけでなく、寝ている間の姿勢を安定させる役割も担うため、冷えと同時に腰への負担軽減も期待できます。
腰痛は腰が冷えるとよくありません。ロール腰枕を巻くことで血流を良くして温める効果があり、腰痛に悩んでいる方にも有効です。つけてから10分ぐらい経つとお腹がポカポカしてくるのを実感できます。
ロール腰枕の3つの効果
ロール腰枕には大きく分けて3つの効果があります。
1、腰のサポート
2、腰とお腹の保温
3、寝返りを打ちやすくする
夜中に腰の痛みで目が覚める方、起き上がる際に痛みを感じる方、お腹や腰の冷えが気になる方に特におすすめです。
16号整形外科の患者様24名に貸し出しを行い、2週間〜最長3ヶ月使っていただいた結果、78%の方が夜中や朝起きた時の腰痛が改善したというデータも出ています。
寝返りが打ちやすくなる体の仕組み
人の背骨はS字カーブを描いていますが、寝ている間は起きているときよりもやや直線に近づきます。ただし完全に平らになるわけではありません。このわずかに残ったカーブ、いわゆるウエストのくびれ部分にロール腰枕を巻くことで、体全体が丸太のような形になり、自然に寝返りが打ちやすくなるのです。
寝ている時にじっとしていると腰に負担がかかります。睡眠中に動いて寝返りを打つことが大切で、少しでも体が動きたいと思った時に楽に動けるかどうかが重要です。整形外科枕と組み合わせて使うと、さらにコロコロとスムーズに寝返りが打てるようになります。
ロール腰枕の正しい付け方


効果を最大限に引き出すためには、正しい装着位置が重要です。肋骨と骨盤の両方にロール腰枕がしっかり乗るように、脇腹の下から巻き始めます。体型にもよりますが、およそ1.5回巻くことができます。
留め具が背中側に来ると段差ができ、寝返りの妨げになるため、最後は反対側の脇腹下あたりで留めることがポイントです。
また、立っている状態で巻くと寝た時に少し緩んでしまうので、寝てからもう一度締め直すことを忘れずに。苦しくない程度にしっかり締めてください。
夏こそロール腰枕:掛物いらずで快眠する方法

夏、どんなものをかけて寝ていますか?薄いタオルケットで寝ている方が多いのではないかと思います。汗を吸いそうで良さそうに感じますが、夜中に蹴飛ばして寒くなって目が覚めたり、お腹や手足が冷えて痛い思いをすることにもつながります。
そこで私が編み出したのが、長袖・長ズボン・ロール腰枕の3点セットです。

この3点で掛け物の代わりをしてくれるんです。そして体にフィットするというのも重要で、寝返りが打ちやすくなります。これをつけることによって、掛け物をかけなくても快適に眠れます。
タオルケットの問題点

タオルケットをかけて寝ると、寝返りを打つ際にミノムシ状態で動きづらくなります。特に足が絡まって動きにくいです。そして暑いのでお腹など手の届くところは剥いでしまうのですが、足は絡んだままになります。
寝返りを打つ時、実は足の動きが非常に重要です。足が動かないと寝返りができないのです。
長袖・長ズボン+ロール腰枕の3点セット

タオルケットをとってロール腰枕をつけて寝ると——長袖・長ズボンな分そこまで寒くはないです。そしてお腹周りはポカポカあったかいです。クーラーをかけていても全然お腹が冷えないくらいに温まります。
寝返りを打ってみると、非常に軽くて動きやすいです。タオルケットの時のように足に絡みつくものがないため、上半身も下半身も動きやすい状態になります。
どうしても暑いという方は、七分袖のもの、短パンはNGですが膝下くらいまでのズボンにしていただいて、ロール腰枕をつけてお休みいただければよろしいかと思います。
長袖・長ズボンが良い整形外科的な理由
長袖・長ズボンにする整形外科的な理由は、大事な神経が通っているところにあります。
首から出ている神経は、胸・腕・背中など様々なところに走っています。胸や腕などを冷やしてしまうと肩こりの原因になります。そして腰の大事な神経は両方の足へとつながります。足が冷えることで逆に腰が痛くなってしまうこともあるのです。坐骨神経痛が出たり、ひどいと足のふくらはぎがつってしまうことにもつながります。
朝起きた時に手が痛かったり、しびれていたり、足がつったりしびれたりするのは、こうした冷えすぎによって起こってくることがあるのです。
大事な患部を冷やさないためには長袖・長ズボンを着ること、そしてお腹をロール腰枕で温めることで、掛け物いらずで寝返りが打ちやすく快適に眠れます。
使用時に気をつけたい注意点
冷え対策として靴下を履いて寝る方もいますが、靴下は寝返りの動きを妨げる原因になります。また、足先からの放熱が妨げられ、かえって汗をかいて冷えてしまうこともあります。足元を温めたい場合はレッグウォーマーが適しています。
また、貼るカイロを使用して寝るのは危険です。就寝中は刺激に気づきにくく、低温やけどの恐れがあるため使用しないでください。
内臓のご病気があり、お腹周りを圧迫してはいけないと言われているような患者様は使用を控えてください。体調や持病によっても条件が違いますので、これで寝てみて不具合があった場合には早急に中止してください。
ロール腰枕が向かないケース
ロール腰枕は多くの方に使っていただけますが、すべての人に必須というわけではありません。暑がりの方や締め付け感が苦手な方には、寝苦しさを感じる場合があります。また、特に症状がなく快適に眠れている方は、無理に使用する必要はありません。
まとめ
ロール腰枕は、患者様のデータやレントゲンによる背骨の確認をもとに作られた、医学的根拠のある製品です。
寝ている間のお腹や腰の冷え、腰痛に悩んでいる方はもちろん、夏のクーラー冷えにも対応できる通年使えるアイテムです。冬はポカポカ温かく、夏は掛け物いらずの快眠を、ロール腰枕で実現してみてください。
本コラムの内容は動画でもお話ししています
▼お腹の冷えとロール腰枕・温活について
▼夏のロール腰枕・掛物いらずの快眠について
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
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