コラム詳細

首枕の効果と使い方【整形外科医解説】症状別の正しい巻き方

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

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山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。


今回は首枕の正しい使い方についてお話したいと思います。
首枕は首を支える、そして首を保温する、さらにフレキシブルに動くこともできるとっても優れたアイテムです。

ここでは一般的な使い方だけでなく、症状の場所・動かすと痛い方向に合わせた「上級編の使い方」をお教えします。同じ首枕でも、巻き方ひとつで効果が大きく変わります。

目次

首枕を使ってもらいたいタイミング

首枕を使うべきタイミング|パソコン・スマートフォン使用中のうつむき姿勢

パソコンや携帯でSNS・ゲームをしているとき、長時間読書をするとき——首の姿勢が固まってしまうような場面こそ、首枕が必要なタイミングです。

首枕は簡単に着脱できます。必要なときにつけて、必要がなくなったら外す。「オンとオフ」のメリハリをつけて使うことが、長く効果を保つコツです。

⚠️ 就寝中は使用しないでください
首枕は日中の座位安静時(デスクワーク・読書・テレビ・移動中など)専用です。就寝時に装着すると枕に首を正しく当てられず、かえって首の負担が増えます。夜の首ケアには適切な高さの枕をお使いください。
整形外科医が開発した首を守るグッズ一覧

効果が変わる「巻き方の基本ルール」——どこから巻くかが決め手

首枕は前後左右どこから巻いても同じだと思っていませんか?巻き方ひとつで効果が全然違います。

山田朱織枕研究所の首枕は両端で厚さが異なります。片側は分厚く(芯材多)、もう片側は薄く(芯材少)作られています。

基本ルール:「痛む側・不調のある側」から巻き始める
巻き始め側に厚い芯材部分が来るため、症状のある首筋を重点的にサポートできます。
右が痛い → 右から巻き始め / 左が痛い → 左から巻き始め

また、動かすと痛い方向に「二重の厚み」が来るように巻き始め位置を微調整することで、前後・左右・斜めどの方向の痛みにも対応できます。以下でケース別に詳しく解説します。

ケース① 下を向くと右側の首筋が張る・頭まで痛みが響く場合
下を向くと右側が痛い症状の説明
右の首筋と後頭部への痛みは、右側の頸椎・神経への負担が原因であることが多いです。右側からサポートを強化することで、神経への圧迫を緩和します。
1厚い端を右の耳の下に当てる
首枕の厚い側を右の耳の下に当てる
首枕の厚みのある端(マジックテープのない側)を持ち、右の耳の後ろから首筋にかけてしっかり当てます。この位置が出発点です。
2顎の下を通して1周目を巻く
首枕を顎の下を通して1周目を巻く
耳の下から前へ回し、顎の下にしっかり入れ込みながら首を1周巻きます。喉元が苦しくない程度に調整してください。
32周目を1周目の上に重ねて顎の下へ入れ込む
首枕の2周目を顎の下にしっかり入れ込む
2周目が最重要です。1周目の上に被せるように、再度顎の下へ深く入れ込みながら巻いてください。顎の下への「入れ込み」が浅いと頭がグラつく原因になります。
4紐または面ファスナーで固定する
首枕を紐または面ファスナーで固定する
後ろに紐が来るので結んで固定します。紐の方がマジックテープより固定力が高いのでおすすめです。マジックテープは着脱が簡単ですが、症状が強い時は紐を使いましょう。
首枕を装着した状態の確認
5左右・前後に動かして確認する
左右に首を傾けて首枕のフィットを確認
左右に首を傾け、右側の安定感を確認します。続けて前後にも動かします。
まだ下を向いたときにグラつく・痛む場合の調整方法
①顎の下の入れ込みをより深くやり直す
②後ろの紐を少しだけ強めに締め直す
③それでも改善しない場合は、巻き始め(二重の厚み部分)を少し前方へずらして前面の支持を強める
前後に首を動かして確認 締め具合を調整して再固定 調整後に首が安定した状態
締め方を調整した後は、前後に頭を動かしても痛みが軽減されているはずです。締め方ひとつで首枕の効果は大きく変わります。

参考:頭を前に約7cm傾けると、首にかかる負担は本来4kgの頭の重さが最大20kgにまで増加します。前かがみのデスクワーク・スマートフォン操作が首・肩・頭痛・手のしびれに直結する理由がここにあります。
整形外科医が開発した首を守るグッズ一覧
ケース② 上を向くと左側の首筋が辛い・詰まる感じがある場合
1厚い端を左の耳の下に当てて1〜2周巻く
厚い端を左の耳の下に当てて巻く
左が痛いので厚い端を左へ。左耳の下から始め、顎の下を通って1周、さらに顎の下に深く入れ込みながら2周目を巻いて固定します(基本手順はケース①と同じです)。
2後ろに倒したときにグラつく場合の「後方安定コツ」
後方安定のために巻き始め位置を後ろに調整
上を向いたときにまだグラつく場合は、巻き始め部分(二重になっている厚い部分)を少しだけ後ろにずらして、首の後面に二重の厚みが来るように調整してください。
首の後面に二重が来るよう調整した状態 調整後、後方に倒してもグラつかない状態
首の後ろに厚みの二重が来ることで、後方に倒したときの安定性が格段に高まります。

まとめ:右左どちらから巻くか・二重部分をどの位置に持ってくるか・締め方の強さ——この3つの調整で、あなたの症状にぴったりの巻き方が見つかります。ぜひ正しい使い方で首枕をお使いください。

首枕は山田朱織枕研究所が手作りで製造している製品です。

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首枕の使い方に関するよくある質問

Q 首枕はどこから巻き始めればいいですか?
A 痛みや不調のある側から巻き始めてください。首枕は巻き始め側に厚い芯材部分が来るため、症状のある側の首筋を優先的にサポートできます。右の首筋が痛ければ右から、左が痛ければ左からスタートします。
Q 正しいフィット感の確認方法を教えてください。
A 巻き終わったらのど元に縦に指を1本当ててください。スッと入るくらいの余裕が適正です。さらに顎の下に首枕がしっかり入っていること・頭を前後左右に動かしたとき痛みが軽減していることも確認しましょう。苦しければゆるめ、グラつく場合は締め直します。
Q 下を向くと首が痛い場合の巻き方を教えてください。
A 痛む側(例:右)から巻き始めます。①右耳の下に厚い端を当てる→②顎の下を通して1周→③2周目を顎の下に深く入れ込みながら巻く→④紐で固定。まだグラつく場合は顎の下を深く入れ直し、後ろの紐を少し強く締め直してください。詳しくはケース①をご覧ください。
Q 上を向くと首が痛い場合の巻き方を教えてください。
A 痛む側(例:左)から巻き始め、顎の下を通して2周固定します。後ろに倒したときにグラつく場合は、巻き始め部分(二重になった厚み)を少し後ろにずらして首の後面に来るよう調整すると後方への安定性が高まります。詳しくはケース②をご覧ください。
Q 紐とマジックテープはどちらで留めればいいですか?
A 固定力は紐の方が高く、症状が強い時や安定感を重視したい時は紐がおすすめです。マジックテープ(面ファスナー)は着脱が簡単で、軽い不調時や使い始めの慣れるまでの期間に便利です。どちらも「のど元に指1本入る余裕」を保って固定してください。
Q 首枕はいつ・どのくらいの時間使えばいいですか?
A デスクワーク・スマートフォン・読書・テレビ視聴など首が固まりやすい座位安静時に装着し、動き回る時間は外す「オンとオフ」の使い方が基本です。長時間つけっぱなしにすると自律神経を刺激する場合があります。就寝中は必ず外してください。

専門的なケアを実感!
首の悩みを持つお客様からのフィードバック

① 頸椎ヘルニアによる「腕のしびれ」に安心感

頸椎椎間板ヘルニアの影響で、常に腕の痛みやしびれに悩まされていました。この首枕は首全体をしっかりとサポートしてくれるので、日常の動作時にも大きな安心感があります。しびれが少し和らいだように感じ、今では手放せないアイテムになっています。(50代・女性)

② ストレートネックの「重だるさ」が軽減

ストレートネックで頭を支えるのが辛かったのですが、首枕を使うと頭の重さが分散されるのがはっきりと分かります。コラムにある通り、顎の下にしっかりと入れ込むように巻くのがコツですね。首の筋肉が休まり、夕方の疲れ具合が全然違います。(40代・女性)

③ 痛む場所に合わせて「巻き始め」を調整できる

下を向いた時に痛む場所が決まっているため、その部分が二重になるよう巻き始めを調整しています。「左右どちらから巻くか」でサポート力が変わるという解説は目から鱗でした。自分の症状にぴったりの固定位置が見つかると、本当に楽になります。(50代・男性)

④ 整形外科枕が良かったので首枕も購入

山田朱織先生のオーダーメイド枕を愛用しており、日中のケアもしたくて購入しました。やはり専門家が考えた構造だけあって、市販のネックピローとは安定感が別物です。日中はこれ、夜は枕と使い分けることで、首のコンディションが安定しています。(40代・女性)

⑤ しばらく使うと「つけ心地」が馴染んできます

最初は少し違和感がありましたが、数日間つけ続けているうちに馴染んできました。今ではつけている方が首が楽です。仕事中に少し首を休めたい時や、家事の合間など、少しずつ使用時間を増やしていくのがおすすめです。(40代・女性)

※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、睡眠姿勢や枕の研究を行っております。普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えしております。

本コラムの内容は動画でもお話しています▼

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