コラム詳細

首に優しい生活~首をリラックスさせる4つのコツ~

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

その1:「枕」にこだわる



体を横にして寝ている間は、頭の重さから首は解放されます。つまり睡眠中は、日中にかかった首への負担や疲れをリセットする大切な時間。自分の体に合った枕を使って、正しい姿勢で寝ることが何よりも大事です。

自分に合わない枕を使って寝ていると、首姿勢を悪くして、肩こり、頭痛、いびき、不眠などを招いてしまう心配があります。

その2:違和感を覚えたら、温める



起き上がるときや振り返った瞬間など、首を動かしたときに、痛みや違和感があったら、無理をして首を動かさないこと。すぐ横になって、首を休めてください。熱を持った痛みでなければ、蒸しタオルや首枕で患部を温めるケアを。

ふだんあまり体を動かしていない人が運動をすると、翌朝寝違えなどを起こしやすいもの。日頃から蒸しタオルや首枕で首を温めて疲れをとっておくと、トラブルも予防できます。

その3:毎晩お風呂に入って、リラックス



湯船につかると”体が温まること””全身に水圧がかかること”の2つの理由で血流がアップ!こりや疲れがほぐれ、内臓の働きもよくなります。お湯につかると、浮力で体重は約9分の1になります。そのため重たい頭や全身を支えている筋肉、関節への負担や緊張が減ってリラックス。あごの下までしっかりと湯船につかると、首元が温まるので、首のケアにもつながります。


その4:ストレッチで首をほぐして、トラブル予防

ストレッチを習慣にすると、血液やリンパの流れがよくなり、筋肉も柔軟になって疲れにくく、痛みを感じにくい体が作れます。
①両手を頭の後ろにまわして胸を張る。ゆっくりと首だけ軽く前に倒してそのまま10秒キープ。
②胸の上に両手を置き、胸を押し下げたまま首だけをゆっくり後ろに倒して10秒キープ。

出典(頸椎症、首こり、肩こりに! 山田朱織のオリジナル首枕 ネイビー、山田朱織、主婦の友)

本コラムは出版社の許可を得て「頸椎症、首こり、肩こりに! 山田朱織のオリジナル首枕 ネイビー」の書籍からページを抜粋し、ご紹介しております。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。