16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織（やまだしゅおり）が解説します。

今回は肩が痛い、首が痛い、こんな時に整形外科枕の計測に来所してもよろしいんですか？というご質問をいただいたのでこれに対して詳しく説明していきたいと思います。

首の痛みがすごく辛いので早く治したいけど、当日痛いのを我慢して計測していいのか、良くなってから来た方がいいのか問い合わせは結構多いんです。

症状が強い場合の３つのパターン

整形外科枕は首の痛みや肩こりや頭痛など様々な症状が良くなることを期待して、枕のご計測に来ていただくことが多いのでどうしても辛いからこそ今すぐ枕が欲しいっていう方もいらっしゃるわけですね。

この考え方は端的に言うと3択に分かれるかなと思います。

１、急性期（痛みが強い時期）でも計測は可能

私が実はおすすめしたいのは１番なんですね。

なぜ痛くてもあえて来ていただいて枕を計測するほうがいいかというと、やっぱり合っていない枕で寝ているせいで症状が悪くなっているので、しっかりお体格に合った枕で寝ることによって今あるその痛みを少しでも和らげていただきたいからなんです。

なので痛くても我慢して来店できる状態であれば来ていただいてお測りしたいと思っていて、そしてそれは実は可能なんですね。

枕合っている時というのは、コロコロと寝返りが打てます。

痛い時は寝りを打つという動作が辛いんですが、実は枕の高さがちゃんと合っていると首が安定して痛くなく寝返りができるんです。ここがポイントです。

計測を始めるときに、適当な高さから始めるのでは首が痛くなってしまいますがそうではないんですね。

これまで10万人近いお客様に計測してきてその方々の身長・体重・年齢・男女・体格のデータから、この方は最初にベッドに横になっていただいて測り始める最初の値はこの高さにしようということがかなり正確に計算できるようになっております。

例えば最終的に65mmの枕になる方がいらっしゃるとしましょう。

60mmから枕計測を始めて5mmずつ高さを増やしたり減らしたりっていうことをやっていくんですが、もちろん全く首に響かないとは言いませんがあまり辛い痛みがあって動けないなんてことはあんまりないんです。

ちょっと我慢していただくとスムーズに計測ができて、計測してちゃんと高さが合えば「あれっ？今この高さだったら首痛く

ないわ」っていうお客様結構いらっしゃいます。

そのような過程を得るので、ちょっと我慢して頑張ってきていただければ1日も早く自分の体に合った枕が手に入ります。

２、ある程度計測値を出して、後日サポートと微調節

しかし、10万人もいらっしゃると私の記憶の中でも数人ぐらいは、辛くて計測がどうしても最後までできなかったという方もいらっしゃいます。

そういう場合でもしっかりと枕を作った後に、お家で使い始めてどんな状態かを伺いながら微調節することで枕がぴったり合うのでそこはご安心ください。

３、後日痛みが改善してから計測

計測をおすすめではありますが、お客様がやっぱり首が痛いから計測は良くなってから行きたいっていう希望をされる方もいらっしゃいます。

それはそれでよろしいかと思います。

無理やり使っていただく商品ではございませんので、もちろん最終的にはお客様・患者様がどう考えるかを第一に優先してご体調の悪い中来ていただくよりも、計測日を変更して体調良い日に来ていただくということでも大丈夫です。

枕を使ったらすぐに良くなる？

痛みを早く治したいので、枕を使ったらすぐに良くなるんですか？と質問をいただくこともあります。

決してすぐに良くなるというお約束はできません。

なぜなら、その方の首の痛みや肩こりの原因が枕だけで治せるものかどうかこの時点では分かりません。

枕研究所は医療機関ではございませんので、病気・痛み・症状っていうのは色々な原因があって起こっていて、その原因に沿った治療を行わなければいけないからです。

なので首が痛い、肩が痛い、首が凝る、あまりにも症状が強ければ、ちゃんと医療機関で治療しながらかつベースとなる枕を整えていただくということが大事なんです。

治療と並行して枕を使っていただければと思います。

私たち枕研究所はやっぱりお客様に本当に良くなっていただきたいと考えておりますので、1つずつこういった問題も解決していきたいと思います。

計測する前にご不安がありましたらどうぞお気軽にご連絡をください。

そこから私たちのご対応は始まっております。どうぞ皆様よろしくお願いいたします。

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