「寝返り時の腰殿部痛と枕の高さ調整」に関する研究論文が日本腰痛学会誌に掲載されました
2026年7月28日
「寝返り時の腰殿部痛と枕の高さ調整」に関する研究論文が日本腰痛学会誌に掲載されました
2025年10月に第33回日本腰痛学会(富山県)で発表された、仙腸関節障害・腰椎疾患による寝返り時の腰殿部痛と整形外科枕の高さ調整に関する研究が、このたび論文として『J. Spine Res.(日本腰痛学会誌)』17巻6号(2026年)に掲載されました。
研究は、JCHO仙台病院リハビリテーション部・整形外科/日本仙腸関節・腰痛センターの佐藤麻生先生、村上栄一先生らのグループによるものです。当社が開発した高さ調整式の整形外科枕®を、独自の調整法「Set-up for Spinal Sleep(SSS)法」で一人ひとりに合わせて調整し、調整前後で寝返りにかかる時間と寝返り時の痛みの変化を比較しています。
論文の概要
- 掲載誌 J. Spine Res.(日本腰痛学会誌)17巻6号 915-921頁doi: 10.34371/jspineres.2026-3106
- 対象 寝返り時の腰殿部痛を有する入院患者26例仙腸関節障害(SIJD)11例、腰椎疾患(腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症)15例
- 介入 整形外科枕®の高さをSSS法で調整調整前後で寝返り時間・寝返り時痛(VAS)を比較
- 結果 両群で寝返り時間が有意に短縮腰椎疾患群は寝返り時痛も有意に改善/SIJD群は11例中6例で痛み軽減(有意差までは至らず)
論文では、枕の高さ調整によって頸椎から骨盤までのアライメントが整い、寝返り時の腰椎の回旋・伸展が軽減されることで、寝返り動作が効率化されたと考察されています。
研究の限界について
・症例数が少なく(26例)、統計学的検出力が十分でない可能性があります。
・評価者の盲検化は行われていません。
・本研究は特定の枕製品の性能評価を目的としたものではなく、枕高さ調整による短期的な介入効果を検証した基礎的な報告です。
詳しい対象・方法・結果は、学会誌原文(J-STAGE)でご確認いただけます。