ニュース詳細

整形外科医山田朱織の考える マットレス・ふとん選びのポイント|Youtube公式チャンネル

Youtube公式チャンネルにて公開しました。ぜひご覧ください。 

整形外科医山田朱織の考える マットレス・ふとん選びのポイント

今回はマットレス選びのポイントについてお話をします。

私は患者様からよくこんな質問を受けます。

「枕も大事だけれどもマットレスの硬さの重要なんじゃないですか?」

「自分に合ったマットレスや布団をどうやって選べばいいんですか?」といった質問です。それを今日は勉強していきましょう。


まず、良い睡眠姿勢の為にとても大事な事は、自分の体格と枕と寝台、これが三位一体で適切に合うことが重要なんです。どの一つの要素が欠けても不具合が起こります。

適切な寝台の上に枕の高さを整え、そして自分の体がリラックスしてに眠れることが大切なわけです。

その睡眠姿勢をマットレスに適切に合わせるためにチェックするポイントが3つあります。

1、上向き・・・上を向いても寝台が適切に体を支えていること

2、横向き・・・横を向いても肩や骨盤など出っ張っているところが寝台に当たって痛いとか不快感がないこと

3、寝返り・・・どれほどスムーズな寝返りが打てるかということ

この3つをチェックしてください。では具体的なマットレス選びのコツについてお話します。


まずこの基準となる硬さというのがあります。イメージしやすいところで言うと昔からあるような畳に綿布団(5センチ程度のもの)を1枚引いた状態、これは結構適切な硬さなんです。

これよりも柔らかくて腰が沈むとか、逆にもっともっと硬くて背中が反るとか、これはいずれにしても寝返りの打ちづらい辛い姿勢になります。

「どんな素材がいいのですか?」という質問もよく受けますが、素材といってもメーカーや種類によっても異なりますが、先ほど申し上げた畳に綿布団を1枚程度と同じ支持性でしっかり支えることと、

体を動かした時のクッション性。これが良いものを選んで頂ければと思います。

当研究所ではコイルマットレス、特にポケットコイルという一つずつのコイルが独立した形のマットレスを推奨しています。しっかりと重たい腰を支えてくれて、寝返りを打つ時にも体の向きに柔軟に対応するようなものです。

逆に低反発ウレタンで腰の沈むようなものや、スポーツ選手が使うような固い素材。これが一般の普通の体格の方、もしくは体の弱い病気の方などには時として合わないこともあるということを念頭においておいてください。

マットレス選びの重要なポイントは繰り返しますが腰が沈み込みすぎないこと。仰向けで15分間寝てみてください。腰が段々と下がっていく不快感があったらそれは柔らかすぎるマットです。

逆に上向きで寝たときに、15分もしない内に腰が反ってきて体が強がってしまう。これは硬すぎるマットだと考えていただければと思います。

枕と寝台、布団やマットレス。これもとても重要な睡眠姿勢を決定する要素ですので今晩から注意してやってみてください。


患者様から寝具の耐久性について質問を受けることがあります。もちろんメーカーやその種類やシリーズなどによっても硬さは変わります。

必ずしも一定の年数とは言えませんが一つの目途としていただきたいのが布団では6年ぐらい、ベッドでは12年から15年くらいが一つの目途だと私は考えています。

ですので寝る前にベッドや布団に横にになったときに、どうも腰の後ろが凹凸が出てきて滑らかなまっすぐな状態ではないなぁと感じたり、

腰がグーンと沈むと感じたり、朝起きたときからすでに腰痛があるような状態。こんな時は寝具のヘタリも考慮する必要があると考えます。

耐久年数だけではないんですけれども一つの目途にして寝具の見直しをしてみてください。