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肩こりと枕の関係とは?|Youtube公式チャンネル

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肩こりと枕の関係とは?|整形外科医山田朱織

肩こりを適切な枕と、寝台、即ちベッドや布団を整えることによってよい睡眠姿勢を取り改善しましょうというお話をさせていただきます。


まず肩こりの原因です。

肩こりの原因には一次性の原因と二次性の原因があります。

一次性肩こりの原因は、

一過性の首の緊張 疲労、冷え 精神的な緊張 このようなことが原因で起こってきます。

またこれが3カ月以上続くと慢性化していきます。

二次性の肩こりの原因としては病気があります。

例えば整形外科の病気ですと、首の変形、腰のヘルニア、肩の四十肩、五十肩、さまざまな病気があります。

また整形外科以外でも、高血圧心臓病、鼻のアレルギー性鼻炎や花粉症、婦人科疾患では更年期障害

、さまざまな病気、心理的な負担としてはうつ病などもこの二次性の肩こりの原因になるといわれています。

この場合はもちろん適切な科で専門の先生の診断や治療を受けてください。


次に肩こりと一口に言いますがどこを指しているのか、皆さん肩こりって肩がこるっていう風に考えていないでしょうか。肩のみではなく、大半は首からくる首こり、これも広い意味では肩こりに含めなければいけません。首がこる、肩がこる、胸が痛い、背中がこる張る こういったことも広い意味での肩こりに含めて考えましょう。


次に肩こりを枕で改善するメカニズムについてお話します。適切な高さ硬さの枕を使用すると、まず第一に首の筋肉がリラックスして緊張がとれ、そうすると神経もリラックスするので夜間寝ている間に前日使って、疲労した神経が回復します。

これが肩こりが改善する一番大きなメカニズムです。


もう一つはこの神経がリラックスすることによって脳もリラックスする。疲労した頭がリラックスして緊張が取れることによってまた翌日、肩こりを気にしてしまう自分の気持ちが和らいでいくものなのです。


次に肩こりの治療ですがもし皆さんが肩こりがあんまりに辛くて病院に行ったとします。

そうすると整形外科ではまずお薬の治療投薬、注射、リハビリテーション、さまざまな生活の指導などが行われますが私が一番大事だと思っているのはこの生活指導、その中の姿勢指導です。

特に夜間寝ている時の姿勢を整えると肩こりが良くなりますので、ぜひこの夜間の睡眠姿勢というものに注意していただきたいわけです。


夜間の睡眠姿勢を整えるのには枕の高さを整えることと、寝台すなわち布団やベッドの硬さを一人一人の体格体重に合わせることだと考えています。もし寝ているときに枕が合わずに飛んでしまったり、ベッドが柔らかすぎて腰が沈んでしまったり、悪い睡眠姿勢になると肩こりを引き起こしてしまうのです。

いろいろな体格に合わせて自分の体格に合わせて適切な枕と寝台を用意することによって、姿勢から起こる肩こりを改善することができます。


私はこれまでに4000人ほどの患者様を対象に肩こりを枕で治療するという研究を行ってまいりました。

その結果、肩こり首の痛み、引いては頭痛やめまいや不眠症、体のだるさこういったことも約7割の方に、枕のみの治療で改善するということがわかってまいりました。

ですので様々な薬や注射など治療する前にまずは、枕の高さ寝台の硬さを整えるところから始めるということが、意義があると考えます。


共同研究を行っている東京大学病院の22世紀医療センター松平教授とこの肩こりについてよくお話をします。肩こりは単に肩が凝るという筋肉の緊張のみならず、長い間肩こりがあると気持ちが病んだり

憂鬱な気分になって、脳で考えてしまう肩こりにもなるのです。

こうなってくると非常に頑固な肩こりになります。そんな自律神経症状、めまい、頭痛 不眠、さまざまな体の部位が痛い、腰痛、動悸がする、疲労感、こんな症状も含めた頑固な肩こりも実は、枕で改善することができるということが我々の研究でわかってきました。


ぜひこのような自律神経症状も持っている方もまず枕の高さそして寝台、ベッド 布団の硬さから整え

睡眠姿勢を良くしてみてください。何のお薬や注射をしなくてもよくなる方が大勢います。ぜひ今晩から試してみましょう