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うつぶせ寝が癖なのは、枕が原因かも?|Youtube公式チャンネル

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うつぶせ寝が癖なのは、枕が原因かも?|整形外科医山田朱織

私はうつぶせ寝について思い出深い患者様がいます。

それは約15年前の話です。

その患者様は、トラックの大型の運転手さんでとてもハードなお仕事をこなしていました。

ですから夜間の睡眠がとても重要だったんです。その患者様はこんな感じのふわふわした枕を使っており、でも夜中にはこれをポーンと飛ばしてしまってなんとうつ伏せで寝ていたんです。

このうつぶせ寝のために、その患者様は朝から首が痛い 肩が起こる 頭痛がする、手がしびれるなどの多くの症状を抱えていました。

そこで私はその患者様に適切な高さのしっかり硬い枕を処方しました。

最初はこんな硬い枕、こんな高い枕使えないと言っておりましたが、2カ月間をかけて徐々に徐々にその柔らかい枕をやめてしっかり硬い高さのあった枕に変えていきました。

2カ月間根気のいるとても大変な二人で協力する共同作業だったんですけれども、ついにはその患者様は柔らかい枕を止めてしっかり自分の体格に合った高さの枕を使えるようになったんです。

そうすると、自然と頭痛、肩こり、手のしびれ、何れの症状も改善しました。とても患者様が喜んでいたかを今でも私は時々思い出します。


睡眠中の悪い姿勢というのにはいくつかあります。一晩中横向きで寝るとか、枕や布団が飛んでしまってまたは体に絡みついて寝るとか、もしくは手を頭の上に乗っけたり足がベッドからはみ出したりして寝る。最後にはうつぶせになって一晩中寝てしまう。

このような不良睡眠姿勢は、枕や寝台といった寝具の条件が大きく影響しております。

もし枕が合わなくて飛んでしまったり、横向きになった時に肩が圧迫されてこの肩を後ろにぐんぐん引いていって顔面で受ける。ように寝てしまう。とうとう最後は本格的なうつぶせになってしまうものです。


このような横向きや上向きや寝返りというものがうまくできなくて最終的に、うつぶせになってしまうのは何度も言うようですけれども自分の体に枕の高さと寝台、マットレスや布団の硬さが合ってない時に起こります。

睡眠姿勢というのは上向きと左右の横向きと寝返り、この3つの姿勢がすべて体が楽な状態で維持できることを指しています。

枕の高さを一人一人の体格に合わせ、ベッドや布団の硬さを適切に体重や体格に合わせることで、しっかりと睡眠姿勢を整えるとうつぶせ寝はしなくなるものです。


私は横向きで一晩中寝ますとか、うつ伏せで寝ますとか自分の睡眠姿勢を決めないでください。

適切な寝具の条件を整えれば楽に上向き横向き、そして寝返りができるようになるからです。